16.シロアリ被害



 木造の建物の場合、心配になるのがシロアリの被害です。滅多にない被害ですが、起きた場合には、甚大な被害となります。


 日本の白アリで代表的なものは「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」の2種類がいます。どちらも湿潤な所を好んで、塊状の巣はつくらずに、加害箇所が巣を兼ねており、適当な生活場所と餌を求めて集団で移動する習性があります。また、好みの場所としては、まず、木の腐朽したところが挙げられます。住宅の場合、基礎の周りに余った木材を積んでいたとか、床下に工事などの木片がある場合は、注意が必要です。


 次に、湿潤と木の腐朽が重なった所がやられるケースが多く、浴室や洗面、キッチンなどの床下は、特に要注意です。 また、最近では、「アメリカカンザイシロアリ」や「ダイコクシロアリ」などの新種の外来種も発見されており、この2種類は、湿潤条件は関係ないとのことで、建物の乾燥した木材や室内のたんす・鏡台・机などの家具類、さらにピアノ・ステレオのスピーカーなどの木部まで食べたとの報告もあります。



 以前は、一度施工すれば10年間の保証が得られる強い薬品を使用していましたが、建築基準法改正平成15年7月1日施行(通称シックハウス法)で、5年保証程度の薬剤が中心になっております。一度施工すれば5年保証ですので、被害が起きる前に、早めの対処をした方が良いでしょう。


 実際に被害が出てからの施工は、入居者が居る場合は、早急に駆除を行なう必要があり、白アリ施工業者の緊急手当や、施工中に入居者が宿泊するホテル代等、通常入居者が加入している家財保険では対象となることはありませんので、オーナー様の費用負担が、事前に施工するよりもかかってしまいます。


 築年数がある程度経った木造住宅のオーナーの方で、あまりメンテナンスをしていない物件をお持ちの場合、早期の対処をお勧めします。




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