4.「アパート」と「マンション」、どう違う?



 物件を探す時、不動産屋の人に「アパートとマンション、どちらがご希望ですか?」と言われても、両方の区別が付かない場合は、どちらが良いとは言いにくい事でしょう。何となくイメージで、「じゃあマンションを…」なんて言ってしまう人も少なくないはずです。

 明確に自分の意思表示をすることは、不動産選びの基本ですので、これを機に「アパート」と「マンション」の違いを覚えてみませんか。さほど難しくありませんので。



アパート:
 英語の「アパートメント(apartment)」を略した言葉です。大体は1階もしくは2階建ての共同住宅で、建築構造が「木造」または「軽量鉄骨構造」のものを一般的に指しています。

 ※アパートのイメージ写真


マンション:
 一般的には、「鉄骨コンクリート造」または「鉄骨鉄筋コンクリート造」で、大体は3階建て以上の分譲共同住宅・賃貸共同住宅を指しています。ただし賃貸共同住宅の場合には、「PC造」(プレキャストコンクリート)・「重量鉄骨造」であっても、マンションと呼ばれることがあります。

 ※マンションのイメージ写真



 ちなみに、アパートタイプでも1・2階建てで、号室が縦割りになっていて、中に階段があるような建物は、「テラスハウス」または「タウンハウス」と呼ばれています。

 ※テラスハウスのイメージ写真



 実際に3階建てのアパートもありますし、2階建てのマンションもありますので、上記の説明は、全てのものに当てはまるというわけではありませんので、ご了承下さい。

 では何が判断のポイントなのか?もうお解りかと思いますが、建築の構造です。オーナー側の立場から言えば、“木造建築の方が建築時コストが掛からない”かわりに、“遮音性が低い”“非耐火構造”となっているという欠点もあります。また鉄筋コンクリート造だと、“建築後のメンテナンスが大変”だったりとデメリットも多いです。どちらが良いかは、住む人が決めれば良いと思います。


具体定期な「アパート」と「マンション」の特徴
アパート マンション
 ・ 構造が「木造」又は「軽量鉄骨造」
   (非耐火・準耐火構造)
 ・ 主に2階建て
 ・ 若干賃料・共益費が安め
 ・ 建築費が安く、工期が速い
 ・ シロアリ被害が懸念される      等

 ・ 構造が「鉄筋コンクリート」や「重量鉄骨像」、
   「鉄骨鉄筋コンクリート造」等(耐火構造)
 ・ 木造住宅よりは遮音性が高い
 ・ 若干賃料・共益費が高め
 ・ (配管等)メンテナンスが大変      等


 人気は断然マンションの方が高いです。但し、家賃相場的には、同じような条件ならアパートよりマンションの方が2割程度高いです(地域差はあり)。物件を探す際の1つの判断材料になればと思います。


 しかし、もっと深いところで突き詰めて言ってしまうと、実は単に呼び方の違いだけです。ただ、一般的には上記のように分けられていますので、ご参考になればと思います。




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